ハーバード大学教授が教える「あなたの天才の見つけ方」

ひとは「あいまいさ」が大好き
 
ほんの少しの「あいまいさ」をとることで、
脳は「自分が動くことのできるスペース」を獲得します。
 
こんな実験があります。
 
ある教科書を2種類の表現で書きました。
 
1つ目は、「〜である」「〜だった」という表現。
たとえば「鎌倉幕府は、1192年に源頼朝によってつくられた」
 
もう1つは、あえて曖昧にした表現。「〜らしい」「ということもある」。
鎌倉幕府は、1192年に源頼朝によってつくられたらしい」
 
さて、どちらの教科書で勉強した人が、内容をより把握しているでしょうか?
 
内容の把握には、どちらも違いがありませんでした。
では何が違ったのか?
 
それは、
「内容をどう活かすか」という点と、
「内容に対してどのような気持ちか」という肯定的な気分が、
曖昧な教科書で学んだ人の方が、とても高かったのです。
 
これは私たちにとって、とても大切なこと。
 
世界は、あいまいだからこそ、私たちが未来を創りだすことができるのです。
将来が、わからないからこそ、私たちはワクワクすることができるのです。
 
 
【 要するに 】
正しさを追い求めると、あなたの頭は窮屈になっていく。
あいまいさを受け入れると、あなたの創造性が解き放たれていく。
 
幸せなことに、世界はあいまいですし、未来は不確定。
脳は、あいまいさと、不確定を受け入れたとき、本当の力が目覚めるのです。
 
【 奥義 】
今、置かれている状況は、
トラブルかもしれないし、チャンスかもしれない。