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良い戦略は、
「これはうまくいく、あれはうまくいかない、それはなぜか?」
といった実践の中で培われた知識に基づいている。
書物や学問などの基礎的な知識ももちろん大事だが、
それらは誰でも手に入るので、決定的な要因にはなりにくい。
最も価値ある知識は、
あなた・あなたの企業にとっての独自の知識、
自ら発見、あるいは開発した知識である。
仮説、テスト、データ収集、修正
新たな仮説、テスト、データ収集、修正、新たな仮説。
この試行錯誤ののち、もとの仮説は原形をとどめないほどになる。
しかし、繰り返されるこの学習プロセスこそ、
成功する企業に必須のものといえよう。
【要するに】
独自の人生、独自の事業は、
独自の知識に基づいている。
独自の知識とは全然むずかしい話じゃなく、
あなたが経験して、そこから発見したことである。
【 奥義 】
動かずに得られる知識より、
動いて得た知識の方が100万倍の価値がある。
でも、動いて知識を得るためには、
基本となる知識が揃っている必要がある。
【 ちょっと考えてみたい 】
あなたは今どんな仮説をもって今日を過ごしている?
つまり、あなたは「どうすればうまくいく」とおもって、今日を過ごしてる?
読む・書く・考える IQ200の「学び」の方法
習うとは生きること IQ200の生き方
「 人はアイデンティティに目覚めます。
自己を意識し、同時に他者も意識するようになります。
そのときから私たちの意識のなかに、
さまざまな問いかけがうまれます。
最初の問いかけは
”自分は何者であるのか“です。
次にはおのずと、
”自分はなにをするべきか。いかに生きるべきか“
という方向性や目的が見えてくるはずです。
そして自分の目的が決まれば、
”それを達成するにはどうしたらよいか“
つまり、自己実現に向かって”何を習うべきか“も決まってきます。
”習う“ことには行動が伴います。
実際の行動に移すことで、その確認ができるからです。
おそらく人生は、
1)自己の確認
2)自己目的の設定
3)自己実現のための「習い」
この繰り返しのような気がします。
【 要するに 】
あらゆる状況に適応するためにも、
自らと、その環境について、習い続けることが大切。
【 奥義 】
何かが役立つとか、役立たないとかは無意味。
「役立たせる」のかどうかだけ。
生きるとは自分の物語をつくること
作家の小川さんの言葉
「 人は生きていくうえで難しい現実を
どうやって受け入れていくかということに直面したときに、
それをありのままの形では、到底受け入れがたいので、
自分の心の形に合うように、その人なりに現実を物語化して記憶にしていく
という作業を、必ずやっていると思うんです。」
臨床心理学者の河合さんの言葉。
「わたしは物語というものをとても大事にしています。
(カウンセリングに)来られた人が、自分の物語を発見し、
自分の物語を生きていけるような場を提供している、という気持ちがものすごく強いです」
なぜ私たちには物語が必要なのか。
文字よりも先に物語がきっと存在していて、
それは「物語らざるを得ない衝動」というのがぼくらの中にあるのだと思います。
子供の頃から、物語るということを通じて、
ぼくらは人生を編集して、自分の心に合う形にしてるんですね。
【 要するに 】
生きづらい人生があるのではなく、
「生きる道を見出せるような物語になっていない」だけ。
困難だけど挑み続けている人がいるのではなく、
「今ここで取り組むことが当然だという物語になっている」だけ。
【 奥義 】
生きるとは、自分の物語をつくること。
リーダーの仕事は、みんなが登場する物語をつくること。
「一緒にいたい」と思われるリーダーになる。
仕事からの深い喜びを得る方法。
TED動画4000万回再生されるスピーカーのメッセージ。
*
仕事をする喜びとは何か、
多くのひとが勘違いしているのではないか。
新しい顧客との取引が決まったり、昇進したり、
ボーナスがあがったり、目先の目標を達成したりするのは、
とても刺激的だ。
でも、仕事そのものから湧き出てくる深い喜びとは、
まったく別のものだ。
仕事から生まれる深い喜びとは、
同僚から感じたり、
同僚に与えたりする慈しみのこころのこと。
自分よりはるかに大きいものの役に立っていると感じること。
さらに言えば、
自分たちには価値があると認められ、
そして実際に価値があると感じることだ。
*
【 要するに 】
「早く着きたいなら、ひとりで行け
遠くまで行きたいなら、みんなで行け」ーアフリカのことわざ
【 奥義 】
人生のすばらしさは、
あなたが得るものによって感じるのではなく、
あなたが与えているものによって感じているのだ。
最強のポジティブチーム
チームのカルチャーを高めると結果がついてくる
才能溢れるスポーツのチームが、勝利に苦しんでいたとき、
ある監督が、
「大事なのは才能よりチームのカルチャーだ」
と気づいた。
彼は、
チームメンバーを集めて次のように聞いた。
「 私たちは、つながりのあるチームだと思うか?」
全員が「そう思う」と答えた。
次に、それぞれのメンバーにとって、
一番大切なひとはだれかを聞いた。
全員が家族だと答えた。
そうして各自に紙が渡された。
そうして質問された。
「 チームメイトの家族について知っていることを書くんだ 」
しかし、誰も何も書けなかった。
そして監督は言った。
「 チームメイトがいちばん大切にしている人たちについて何も知らないで、
つながりがあると言えるだろうか?
相手のことを本当に知るには、その人にとって何が大切かも知っておくべきなのではないのか」
( その後、このチームは、4年間で3度、全米で優勝した。)
【要するに】
大切なひとの、大切なひとを気にかけてあげることが、
自然とつながりの強い絆を生み出す。
【 奥義 】
興味がないから絆がないのではなく、
相手への知識がないから、絆がないだけかもしれない。
知ることで興味が生まれるって、ありますよね^ ^
『運命を拓く』
中村天風さんの信念。
大病を患い死を怖れてインドを訪れていたとき、
「痛い、つらい、苦しい」とことあるごとに口に出して
著者がインドの聖人との間におこった出来事。
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インドで私は言われた。
「痛いと言って、病が治るかい。
つらいと言って、つらさがなくなるかい。
あぁ今日は熱があると言って、熱が下がったかい」
「あぁなるほどそうだ」と思っていると、
「それを、自分が言ってまわって、
人に知らせてあるいて、人までそんな気持ちにさせていい気持ちなのか」
そういわれた。
なるほど、よく考えてみれば子供でも知っていることを、
大人になったわたしはわからなかったのであった。
そしてそのインドの聖人は言われた。
「自分の気持ちを、自分自身で、
もっとにこやかにしたらどうだい」
本当に自分の気持ちの持ち方なんです。
自分の肉体を鍛えていって、心をしょっちゅう綺麗にする、
このことをわすれないように心がけて実行しよう!
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【 要するに 】
【 奥義 】
肉体は痛みがあっても、
精神は喜びに溢れることができる。
その可能性を人類はもっている。
「人生は心一つの置き所」ー中村天風
創業150周年ネスレ「志とPurpose(目的)の一致」
世界最大の食品会社ネスレが、
働くひとのマインドとして、大切にしてほしいことが、
インタビューで掲載されています。
「会社を舞台として自己実現を図れるのか。
それを自問することが重要だと思います。」
「舞台」という考え方で、
自分の置かれているところを捉えてみる。
じゃあネスレ日本の代表(高岡浩三氏)は、
自分の働き方をどう捉えているのか?
「私はネスレという企業を尊敬していますが、
ネスレに雇ってもらっているのではなく、
ここでの仕事に自分の人生を賭けるべきなのかと、
ネスレを試しているという気持ちを持ち続けています。」
【要するに】
自分の仕事は、自分の人生を賭ける舞台。
【奥義】
もっとがんばる、を目指すより、
人生を賭ける対象を選定しよう。