生きるとは自分の物語をつくること
作家の小川さんの言葉
「 人は生きていくうえで難しい現実を
どうやって受け入れていくかということに直面したときに、
それをありのままの形では、到底受け入れがたいので、
自分の心の形に合うように、その人なりに現実を物語化して記憶にしていく
という作業を、必ずやっていると思うんです。」
臨床心理学者の河合さんの言葉。
「わたしは物語というものをとても大事にしています。
(カウンセリングに)来られた人が、自分の物語を発見し、
自分の物語を生きていけるような場を提供している、という気持ちがものすごく強いです」
なぜ私たちには物語が必要なのか。
文字よりも先に物語がきっと存在していて、
それは「物語らざるを得ない衝動」というのがぼくらの中にあるのだと思います。
子供の頃から、物語るということを通じて、
ぼくらは人生を編集して、自分の心に合う形にしてるんですね。
【 要するに 】
生きづらい人生があるのではなく、
「生きる道を見出せるような物語になっていない」だけ。
困難だけど挑み続けている人がいるのではなく、
「今ここで取り組むことが当然だという物語になっている」だけ。
【 奥義 】
生きるとは、自分の物語をつくること。
リーダーの仕事は、みんなが登場する物語をつくること。