フォーカス ダニエル・ゴールマン

要点のなさは、話の長さではごまかせない
 
ビジネスの言葉に、
「パワーポイントによる死」という言葉があります。
 
これは、パワーポイントをつかって、
延々とつづく退屈なプレゼンテーションのことを言います。
 
まとまりがない話を聞くのは、誰でもつらいことです。
 
まとまりがある話は「フォーカス」が定まっている話なのかどうかです。
 
「フォーカス」をつくりだす鍵は、「要点」です。
つまり、「要するにあなたは何が言いたいのか?」これが要点。
 
「会議があるから資料をつくらなきゃ」
「お客さんから問い合わせが来ているから返事メール書かなきゃ」
「契約欲しいから、アポイントとらなきゃ」
Etc.
 
こんな発想の人に巻き込まれるのは、とてもつらいものです。
 
「要するに何を言いたいのか?」ということを設定せずに、
スタートすると、中身が空っぽになってしまいます。
 
リーダーシップや影響力の鍵は、フォーカスです。
「要するに何が言いたのか?」ということを強く意識しましょう。
 
【 要するに 】
「要するに」を先に決めてスタートすると、
まとまらない話にはならないですよ、ということです。
 
【 奥義 】
「要するに」を絞り込むのは、覚悟。
だから、要するにがない話は、覚悟がない話から退屈なだけ。
要するにがある話は、覚悟があるから聞いていて熱くなる。