一番わかりやすい整理入門

片づけても片づけても散らかってしまう
 
部屋にせよ、オフィスにせよ、キッチンにせよ、パソコンのフォルダにせよ、
整理が難しいのは、次のところがスタートラインだからです。
 
「 必要なものよりも、不要なものの方が圧倒的に多い 」
 
だから、必要なものが隠れてわかりづらい。
 
スタートの時点でとても大事なのは、
「なぜ不要なものが存在しているのか?」
「なぜずっと使ってないし、使う予定もないと分かっているのに捨てられないのか?」
といった「原因」を知ることからです。
 
不要なものというのは、
「それは、本当にそこがあるべき場所なの?」という問いに、
はっきりとYESと答えられないものです。
 
「なぜ不要なものがあるのか?」という原因がわからないままだと、
一気に片づけても、原因がなくなっていませんから散らかった部屋が再発します。
 
そして、この状態のおそろしいのは、
「 放っておくと、どんどん不要なものが増えていく 」
という流れが押し寄せてくることです。
 
多くのひとが「どうやったら片づけられるだろう?」と気にしますが、
本来は「不要なものはどれだろう?」を先に答えないといけないのです。
 
でも、それを「もつ」と決めたのは「過去の自分」。
だから、「捨てる」というのは、「過去の自分からの卒業」でもあるのです。
 
【 要するに 】
 
スペースが「散らかっているな」というときは、
「整理方法」が分からないのではなく、「不要なもの」を決められていない状態。
 
不要なものを見つけよう。
そしてなぜそれが不要なのか、なぜそれがあるのかを考えよう。
 
過去の自分と片がつくと、整理整頓の道がはじまる。
 
【 奥義 】
 
人生で取り散らかっている状態というのは
「未決断なものがある」というサイン