ドラッカー 経営者に贈る5つの質問 ポイント抜粋1

~なぜ5つの質問が必要なのか~

 

★成果を最大化するために

 

今日の非営利組織は、損益というコンセプトが無いからこそ
マネジメントが必要なことを知っている。

 

ミッションに集中するには

マネジメントを駆使しなければならない。

 

私の知るかぎり、ほとんどの非営利組織の成績が
「並み」である。

 

努力が不足しているわけではない。

懸命に働いているが、問題は焦点がぼけていることにある。

 

昔から、非営利組織は良き意図で十分であるとしてきた。

 

だが、今日では、まさに損益が無いからこそ
企業よりもマネジメントを必要としていることを

知るにいたっている。

 

5つの質問とは

いま行っていること、行っている理由、行うべきことを

知るための経営ツールである。

 

・われわれのミッションは何か?

・われわれの顧客は誰か?

・顧客にとっての価値は何か?

・われわれにとっての成果は何か?

・われわれの計画は何か?

 

 

増大する一方のニーズに応え

難局にあって成果を上げるには

ミッションに焦点をあわせ

成果をあげていかなければならない。

 

いかなる組織といえども、顧客に聞かなければ
何を成果とすべきかわからない。

 

重要なことは、彼らが価値ありとするもの
すなわち彼らのニーズ、欲求、期待に

焦点を合わせることである。

 

顧客にとっての価値を想像してはならない。
必ず顧客本人に聞かなければならない。

 


★建設的な不同意が必要

 

「本質的において一致、行動において自由、すべてにおいて信頼」

 

「明日のための正しい道は何か」を問い続ける者が必要である。

 

5つの質問に答えることが、組織と自らの成長につながる。

 

世の中を見て、顧客の声に耳を傾けて
前向きの反対を歓迎することによって
大きなビジョンを持つことが出来る。

 


★知識と意図を行動に変える

 

最も見直しが求められるのは、成功している時である。
下向きに転じてからでは遅い。

 

ミッションとリーダーシップは

読むもの、聞くものではない

行うものである。