ハーバードの人生を変える授業

期待値を意識的に変えることから幸せはやってくる

  

たとえば、

ダイエットを始めた人が諦めるとき、

「すぐに痩せると思った」という高い期待と、

その対極にある「体重がまったく変わらない」というつらい現実がある。

 

たとえば、

起業して稼ごうと思った人が動けなくなるとき、

「すぐに会社員のときの収入を超える」という高い期待と、

その対極にある「まったく誰も買ってくれない」というつらい現実。

 

押さえたいのは、

ダイエットが難しいんじゃない。

起業が難しいんじゃない。

 

あなたの体質のせいでも、

あなたの能力のせいでもない。

 

ただ「現実と期待にギャップがあった」

ただそれだけ。以上。

 

じゃあ、どうしたらいい?

「期待をコントロールすること」を学習しよう。

 

高い期待と今の現実、このバランスをとることは、

目標設定のなかで大切になります。

 

どんな目標が現実的であり、しかもやる気を起こさせてくれるのか、

それを見極めるのは簡単ではありません。

 

「やってみよう」

1)すでにもっている目標を5つ思い起こしてみてください。

例)生活習慣を変える

 

2)それぞれの目標に、

  a)達成可能なレベルのこと

  b)チャレンジのしがいがあるレベルのこと

  を2つ書き出しましょう。

例)a)いつもより10分早く起きる、月曜だけ日曜にお弁当つくる

   b)いつもより2時間早く起きて勉強、平日全部お弁当つくる

 

3)aとbの目標をよくみて、チャレンジしがいがあり、かつまた達成可能なレベルへ修正してみましょう。

あなたを成長させ、かつ現実的である目標へ期待を合わせましょう。

例)生活習慣を変える→いつもより45分早く起きる、週2でお弁当つくる

 

【 要するに 】

期待が高すぎて落ち込むひとは、

「期待をコントロールする」ということをしていないだけ。

 

現実的なことを書き出す、

挑戦的なレベルを書き出す、

 

そうして「すり合わせ」をして現実的かつ挑戦的を設定しよう。

 

【 奥義 】

ゴール設定とは、何を設定するかよりも、

設定するまでのプロセスで行われる自己対話の方がはるかに重要。