それってキセキ GREEEENの物語
東日本大震災の時、
放射能の危険が迫る中、被災地で検死を行う歯科医がいました。
実はその歯科医は、現在NHK連続ドラマの主題歌も担当している
人気の歌手「Greeeen」のメインボーカルです。
「Greeeen」という歌手をご存知でしょうか?
名前/顔出し一切NGの4人組の人気グループ。
本業は歯科医師。
私はこの本を読むまで、彼らの存在を
「歌手で、歯医者!
そんな器用な人たちがいるんだな〜
与えられる才能って不公平だな‥」
うらやましいと思っていました。
でも、本書で明らかになったのは、
「歌手と歯科医」という表に見える2つの姿ではなく、
「大切な人たちに、自分たちができることを精一杯する」という、ひとつの姿でした。
歌を愛し、仲間と共に楽曲を制作するという情熱。
家族や、大切な人のために歯科医となった使命感。
それが「歌手」としての成功。
そして、「歯科医師」という職業になっただけなのです。
【 要するに 】
「Greeeen」は、興味や情熱に真っ直ぐに生きて、
家族を愛し、仲間と笑いあうことを大切にした。
それを忘れずに努力を続けたので、
人を感動させる歌手に、人を救うことができる歯科医になることができた。
【 奥義 】
成功している人も、私たちと何も変わらない、
大切な人や、育まれた故郷を想う気持ちが、成功への架け橋になっている。