人生 二度なし 悔いなく生きるために

ブレない人と迷う人のちょっとした違い
 
ここに1人の人がいるとしましょう。
彼には、第1志望の職業があり、第2志望の職業がある。
 
結果、第1志望が叶わず、第2志望の職業になった。
 
このとき、第1志望の職業は、たしかに望んでいたけれど、
果たしてその人の素質や天分があったのかといえば、
誰も決定的なことは言えないのではないでしょうか。
 
人生にAとBの道が二つあったとき、
この二つを同時に選んで、両方の結果を比べてみるというのは、
絶対に不可能です。
 
ここが人生の絶対的なルールです。
 
Aに進もうとしたのに、諸事情でBの道を歩むことになった。
 
このとき「Aを選んでいたらよかったのに」と、
完全な空想にふけっている人たちもいます。
 
これを「迷い人」と呼びます。
Aを実際に歩んだわけではないのですから、
「Aを選んでたら」というのは、100%完全な架空の物語なのです。
 
現在、自分が取り組んでいるBの道に比べて、
Aの方が良かっただろうなどと考えていても、
 
それによって現実は悪くなることはあっても、
よくなることは絶対にありません。
 
Aという「幻の道」に憧れているのではなく、
諸事情でBという道を歩むことになったのだから、
これが「天が与えた道だ」と考えて努力できる人がブレない人なのです。
 
【 要するに 】
人生の中で私たちが生きることができるのは、
現在選んでいるただ1つの道。
 
あの時あぁしてたら、あの時こうしてなかったら、
「幻の道」に憧れている状態を迷いといいます。
 
人は迷うものです。
だから、今与えられた道に打ち込むことはとても尊いのです。
 
【 奥義 】
幻に憧れるのか、現実でできることを取り組むのか。